新入園・新入学の季節になりました。新しい生活に期待と不安の毎日でしょうね。 最近は事故にあわなければ赤信号でも渡っていいかな、とか 駐車禁止のところにちょっと駐車しても良いかななど、 自分だけうまくやれば、見つからなければ、少しだけなら悪いこともいいのかな といった風潮が多く見られるようになってきています。 それでいながら、いろんな場面で法令順守が叫ばれています。 そんな中スポーツ選手の賭博問題が騒がれています。 小さいころ「悪いことをすれば、たとえ見つからなくても、お天道様は見ていますよ」 とよく叱られたものです。最近はそんな言葉も死語になっています。 自分の良心に従って人の道から外れないような行動ができる子供たちがたくさん増えるように、 周りの大人も見守っていきたいものですし、 そのためには大人の普段の行動が大事な気がしてなりません。
1歳になったらどの予防接種を受けるかどうか迷っていませんか? 実は1歳になってから受ける予防接種の組み合わせは何種類かあります。 最近では麻疹の患者さんをほとんどおみかけすることがなくなりました。 十数年前は麻疹の大流行があって大変だったことが思い出されます。 しかし今でも罹ってしまうことがあります。定期接種になっていますから 水痘ワクチン(水ぼうそう)とできればおたふくかぜワクチンを受けましょう。 これらのワクチンは同時接種可能です。 次に4週間たつと忘れてはならないのが、ヒブ、小児用肺炎球菌、4種混合ワクチンの追加です。
1歳(12か月) | MR(麻疹風疹混合ワクチン)1回目、水痘ワクチン1回目、おたふくかぜワクチン1回目 |
1歳1か月 | ヒブワクチン追加、小児用肺炎球菌追加、4種混合ワクチン追加 |
1歳3〜6か月 | 水痘ワクチン2回目 |
を推奨します。
耳慣れないない名前ですが、春に流行し、小児から成人まで感染します。 主要症状は咳、鼻水、発熱で、発熱は平均3日程度ですが、5日前後に及ぶ場合もあります。 咳は1週間ほど続きます。咳が強く、ゼーゼーすることもあります。 発熱が持続し、咳の強い場合、胸部X線写真では、気管支肺炎像や、 細気管支炎像がみられます。臨床症状も遺伝子の型もRSウイルスによく似ています。 合併症は気管支肺炎細気管支炎の他、中耳炎の合併率が高いことが言われています。 特効薬はなく、1週間ほど自宅安静が必要になりますが、 入院治療が必要なこともあります。
1月くらいから流行しています。おたふくかぜは4〜5年の周期で流行を繰り返します。 予防にはワクチン(任意接種)をお勧めします。
標準的な接種年齢は生後2か月からで、合計3回接種します。 対象は生後1歳までの児で、平成28年4月以降に出生した方とされる予定です。 日本では以前から母子感染防止対策がなされてきました。 最近小児へのB型肝炎ウイルスの感染経路として、 @父親や祖父母など母親以外からの家族内感染 A保育園など集団生活をする場での施設内感染 などが問題視されています。 最近になって保育園などの集団生活をする場で、唾液、汗、涙などの体液に B型肝炎ウイルスが混入していてこれが感染のリスクになることがわかってきました。 定期接種化は10月ですが、対象になっておられない方もワクチン接種をお勧めします。 スタートは何歳でも構いませんが、できれば3歳までに済ませましょうね。
Sunday | Monday | Tuseday | Wednesday | Thursday | Friday | Saturday |
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27 △ |
28 | 29 |
30 | 31 |
1 夜●当番 |
2 |
午後△ | ||||||
3 △ |
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 学会前橋 |
午後△ ○健診 |
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10 △ |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
午後△ | ||||||
17 △ |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
午後△ | ||||||
24 △ |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 △ ●当番 |
30 |
午後△ |
●医師会病院当番 ○境保健センター1才6ヶ月健診 △休診