昨年は母の死、愛犬の死など、ほかにもいろいろあって、 あまり、良い年ではありませんでした。 新年を迎え、また心を新たに再出発です。 世界を見ると各地で紛争は絶えません。 空爆の映像がまるでゲーム感覚でテレビから映し出されます。 その下には子供たちもいるでしょう。難民は欧州を目指して押しかけています。 周辺の国はどうして難民を受け入れないのかなど複雑な事情を察します。 争いからは何も得られません。 日本も周辺の不安定さからなんとなくきな臭さを感じます。 日本でも戦争を知る世代が減りつつあります。 平和の大切さを一番伝えるべき国は日本ではなかったのでしょうか。
年末から流行しています。 マイコプラズマによっておきる肺炎です。飛沫感染でうつります。 学童で最も多く見られますが、幼児でも見られます。大人も罹ります。 マイコプラズマ肺炎は、血液検査や咽頭の検査から診断できますが、 経過からおよそ診断が可能です。 最初は熱、全身倦怠感から発症します。咳は発熱の後に増強するのが特徴です。 鼻水はむしろ少なく咳が続きます。 肺炎としては比較的軽症なことが多く、自然に治ることもあります。 ただし乳幼児、喘息などのある方は重くなることがあります。 血液検査では白血球やCRPといった炎症反応は正常か軽度上昇くらいです。 聴診だけではわかりにくいことが多く、胸部の写真で特徴的な肺炎像がみられます。 中耳炎や肝機能障害、髄膜炎、脳炎などの合併症を起こすこともあるので注意が必要です。 マイコプラズマに有効な抗生剤がありますが、味が苦い場合も多いので、 いろいろ工夫して頑張って飲ませましょう。 抗生剤は中断せずに飲ませてください。 どうしても飲めない場合は遠慮なくご相談くださいね。 潜伏期は6〜32日とばらつきがあります。 免疫は一生続くものではないので、何回も繰り返し感染することがあります。
11月から学童、成人の百日咳が流行しています。 百日咳は1975年から1980年まで、ワクチン事故のため百日咳ワクチンが中止されこの年 代に生まれた人に免疫を持たない人が多いことも一因で成人の百日咳が増加しています。 また4種混合や3種混合ワクチンを接種したにもかかわらず、その後追加免疫がないので、 免疫の低下に伴って、学童でも流行しています。 現行の2種混合(小学校6年)を百日咳を加えた3種混合への変更が強く望まれています。 14日以上の咳があり、特徴的な発作性の咳き込み、咳き込み時の嘔吐、 咳き込みが特に夜間に多いことなどで、百日咳を疑い、検査をします。 成人では長引く咳の約20%は百日咳との報告もあり、決して珍しい疾患ではありません。 数年前に流行したとき家族全員長引く咳で受診された3家族の発端はみなお父さんでした。 このように家族内感染や集団生活での感染があります。 小児百日咳の診断は臨床症状と血清診断を使います。 百日咳菌の培養は陰性の事が多く、本来は遺伝子診断が有効ですが、 全国の数か所と限られた施設でしかできないのが難点です。
まだインフルエンザの流行はありません。 昨年末から温暖であったことが一因です。 このまま流行がなければよいのですが・・・。
Sunday | Monday | Tuseday | Wednesday | Thursday | Friday | Saturday |
---|---|---|---|---|---|---|
27 △ |
28 | 29 | 30 △ |
31 △ |
1 △ |
2 △ |
3 △ |
4 | 5 | 6 | 7 | 8 夜● |
9 |
午後△ | ||||||
10 △ |
11 △祝日 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
午後△ | ||||||
17 △ |
18 | 19 昼○ |
20 | 21 | 22 | 23 |
午後△ 小学校説明会 |
||||||
24 △ |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
午後△ | ||||||
31 △ |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
午後△ |
●医師会病院 夜間当番 ○境保健センター1才6ヶ月検診 △休診