酸性やアルカリ性とは、水溶液の性質の名前です。
その度合いを表すのにPH７を中性とし、それ未満を酸性、
それより大きければアルカリ性と小学校の理科の時間に教わりましたよね。
酸性飲料とはPHが低い飲み物となります。

それでは、私たちが普段口にしている身近な食品は、
どれくらいのpH値なのでしょうか。
以下が主な食品のpH値です。
・	レモン：pH2〜3
・	コーラ：pH2〜3
・	酢：pH2〜3
・	みかん：pH3〜4
・	ポン酢：pH3〜4
・	スポーツドリンク：pH3〜4
・	炭酸水：pH4〜5
・	ミネラルウォーター：pH7〜10
・	水道水：pH5.8〜8.6
一般的に「酸っぱい」と感じる食品は酸性になっているものが多いのですが、
スポーツドリンクやコーラなどもかなりpH値が低く、酸性であることがわかります。
この酸性飲料を頻繁に摂取することで、歯の表面のエナメル質からカルシウムや
リンなどが溶け出す虫歯と同じような現象が起こりやすくなります。
また多くの酸性飲料には糖分も含まれているため、
よく摂取する習慣が長びくと虫歯になりやすくなります。
果汁入り天然水にも注意が必要です。
果汁入り天然水には果汁が含まれているためPHが低いものがほとんどで、
酸性飲料と同じと考えられます。
「天然水」＝「水」と思って安心してお水のように頻繁に摂取すると虫歯になりやすくなります。
但し発熱や下痢で脱水を起こした場合、イオン飲料をお勧めしています。
これは子供さんの体調を回復させるために重要なことです。
またこれから暑い季節にスポーツをして大量の汗をかいた場合脱水予防のためには
イオン飲料を摂取する必要性はあります。
但し体調が回復した時、汗をかかないときなど必要でないときはお水代わりに
飲ませないでくださいね。

ピーナッツオイルを塗っていた子供はピーナッツアレルギーになりやすかったり、
茶のしずく石鹸を毎日使用して小麦アレルギーを発症したりと、最近皮膚を通じて
アレルゲンの感作が成立する「経皮感作」というアレルギーのメカニズムが示されています。
また新生児期から保湿剤を使用することで、その後のアトピー性皮膚炎の発症を
低下させることができるとの報告があり、皮膚のバリア機能の重要性が注目されています。
そこで皮膚のバリア機能を向上する、スキンケアについてお話をします。

�@　頭髪は全身シャンプーではなく頭髪専用シャンプーで洗いましょう。
　　全身シャンプーでは頭髪の汚れ落ちが悪いといわれています。
�A　顔面、体幹、四肢はよく泡立ててお母さんの手で優しく洗浄しましょう。
�B　洗浄する時にガーゼは使わないようにしましょう。お母さんの洗顔と同じです。
�C　洗浄後はシャワーで洗い流しましょう。かけ湯はやめてシャワーで洗い流しましょう。
�D　お風呂から出たらまだ皮膚がしっとりしているうちに保湿剤を使用しましょう。