喘息の発作は9月から11月に多くなります。 今年は夏休み明けから天候が不順になり寒暖差が大きく、 さらにマイコプラズマやライノウイルスなど咳かぜも流行したこともあり 例年になく喘息症状を訴える方の来院が増えています。
前日の気温と3℃以上低下すると発作が起きやすいと言われています。 また日中の気温が朝とあまり変化しない、または朝より下がってしまう場合、 発作が起きやすいといわれています。 そもそも人間の体温は朝は低く、日中は高めになるという体温リズムがあります。 昼間の気温が下がると、体内のリズムが崩れ喘息発作につながる可能性が高まる と言われています。
ライノウイルスやマイコプラズマが流行しています。 こういった感染症にかかると、喘息発作が起こりやすくなります。 こういった場合、経口ステロイド薬を短期に使用したり、 入院治療が必要な場合もあります。
運動会の練習に忙しいこの季節、走ったり、運動したりすると 発作が起こることがあります。これを運動誘発性喘息と言います。 こういった方は小さい時喘息と言われたことがあり、しばらく落ち着いていたのに、 運動すると咳が出る、ゼーゼーするなど訴えることが多いです。 運動を始める直前にインタールや気管支拡張薬を吸入しておくと運動誘発性喘息を 予防することができます。ご相談ください。 また咳のかぜでも運動してしまうと咳き込んだり、治りが悪くなることが多いです。 無理をしないことが大事です。
身体的疲労や精神的ストレスは喘息のコントロールを悪くすると言われています。 こういった場合休日の過ごし方を考えましょう。 今年は2学期始まったころから天候が不順で、寒暖差も大きく、 運動会の練習もすぐに始まり、子どもたちの疲れもマックスに達しています。 土日のお出かけの予定を極力控え、十分に休息を取らせることも大事ですよ。
ダニは高温多湿の環境を好み、夏の間に増殖します。 ダニそのものよりも、そのフンや死骸が問題になります。 じゅうたんや毛布、布製のソファーなど避け、そうじを頻繁に行いましょう。 喘息の子どもさんの8割はダニアレルギーを持っていると言われています。 また大人の喘息でもダニは主要なアレルゲンです。
マイコプラズマという病原体による感染症です。 咳が強く、熱も出ることも多いのですが、時に微熱程度の事もあります。 感染力はインフルエンザなどに比べると強くないのですが、咳などの飛沫感染です。 2〜3週間の潜伏期を経て頭痛、発熱、咽頭痛、咳などのかぜ症状がみられます。 その後咳が長期にわたり、発作性に夜間や明け方に強く、胸痛を訴えることもありますが、 咳がひどい割に比較的元気であるために、無理をして悪化してしまうこともあります。 発熱に続く乾いた咳や熱もないのに頑固な長引く咳が続く場合、抗体検査をしたり、 胸のレントゲンで、肺炎の有無を調べたりします。
10月3日(土)よりインフルエンザ予防接種を開始します。 ネットで予約を開始しています。また同時接種も可能です。 まだまだ気温の高い毎日が続いています。インフルエンザのワクチンは予防目的です。 毎年11月中旬から12月にかけて接種される方が多いのですが、 遅くなると冬の感染症も流行してきます。予定通りにいかないことも多くなってきます。 10月〜11月に2回接種をお勧めします。
Sunday | Monday | Tuseday | Wednesday | Thursday | Friday | Saturday |
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30 △ |
31 | 1 | 2 | 3 | 4 夜● |
5 |
午後△ 小学校講習会 |
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6 △ |
7 | 8 昼○ |
9 | 10 | 11 | 12 |
午後△ | ||||||
13 △ |
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
午後△ | ||||||
20 △ |
21 △祝日 |
22 △祝日 |
23 △祝日 |
24 | 25 | 26 |
午後△ | ||||||
27 △ |
28 | 29 | 30 | 1 | 2 | 3 |
午後△ |
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