新入園、新入学の方も多くいらっしゃると思います。 実は集団生活に入るとよく熱を出してしまうことが多くみられます。 よく呼び出されて仕事どころではないといったお話をお聞きします。 集団生活をはじめると皆と一緒に長い時間、狭い空間で、 顔を突き合わせて過ごすので、細菌やウイルスなどの病原体を移しあうことがあります。 入園してからお子さんが熱をもらってしまうのはそのせいです。
ワクチンで予防できる感染症があります。 予防接種がある病気については予防接種を済ませておけば、 お子さんが病気にかかるリスクを減らすことができます。 この時期にお子さんが年齢にあった予防接種が済んでいるか確認してみては如何ですか?
水ぼうそうやおたふくかぜワクチンは2回接種をお勧めします。 世界基準は2回接種です。日本小児科学会でも2回接種を推奨しています。
水痘(水ぼうそう)は空気感染し、麻疹(はしか)同様非常に強い感染力があります。 そのため保育園や幼稚園で毎年のように流行しています。 日本では毎年100万人の子どもたちが水ぼうそうになりますが、 あまり流行の事がテレビで話題にならないからか、 罹ってしまった方がいいようなお考えの方もいると思われますが、 毎年水ぼうそうで不幸にも20人が亡くなっています。 今年の秋に定期接種に加えられる予定です。 対象は1歳〜2歳となっていますが詳細はわかっていません。 わかり次第ご報告します。 [接種年齢] 1歳以上3歳未満 [接種間隔・回数] 3か月以上あけて2回 標準的な接種間隔:1回目の接種後6か月以上12か月未満が理想的ですよ。
[接種年齢] 1歳以上 [接種回数] 1歳と小学校入学前1年間の2回が理想的ですよ。
肝硬変や肝細胞がんの原因となる感染症です。 これもワクチンで予防することができます。 B型肝炎は血液だけでなく、唾液、涙、汗、鼻水などから 感染することがわかっており、とても感染力の強いウイルスです。 家族内感染だけでなく、保育園など集団生活で感染することがわかっています。 [接種年齢]生後2か月から3歳前に開始したほうが抗体の上昇が高く、 免疫が得られやすいと言われています。 [接種回数]4週空けて2回、1回目から20〜24週空けて1回の計3回接種です。
0歳や1歳の時に必要な接種回数を打てなかったりしても、接種できる場合があります。 また公費接種の対象年齢を過ぎても自費で接種できますから、遠慮なくご相談ください。
最近注目されていますが、患者さんも増えてきています。 原因となる食べ物を食べて、15分以内に口の中や咽がかゆくなったり、 ピリピリ・イガイガなどの不快な症状や唇が腫れたりします。 アレルゲンとしては果物 キウイフルーツ、メロン、桃、パイナップル、リンゴやトマトなどの野菜です。 通常は口の痒み、口腔内だけに症状がみられる場合が多いのですが、 まれにショックなどのアナフィラキシー症状を呈する場合もあります。 【治療】 食物アレルギーの基本は食事療法で、原因となる食物を避けることが大事です。 中には加熱すると症状が出ないこともあります。 この口腔アレルギー症候群は花粉症を伴っていることが多いので 抗アレルギー薬で症状を軽くすることができます。
Sunday | Monday | Tuseday | Wednesday | Thursday | Friday | Saturday |
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30 △ |
31 | 1 | 2 | 3 | 4 夜● |
5 |
午後△ | ||||||
6 △ |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
午後△ | ||||||
13 △ |
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
午後△▲ | ||||||
20 △ |
21 | 22 | 23 昼○ |
24 | 25 夜● |
26 |
午後△ | ||||||
27 △ |
28 | 29 △祝日 |
30 | 1 | 2 | 3 △祝日 |
午後△ |
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