東京を中心に風疹が流行しています。
群馬県でも患者さんが散見されているようですが、子どもさんの風疹の流行はないようです。 幸い当院では風疹は見られていません。
予防接種の成人の方の公費助成が始まり、接種希望の方が多くいられますが、現在ワクチン不足になっています。
８月には国産のワクチンが枯渇してしまうのではと危惧されています。
１歳になられるお子さんは１歳になったらすぐにＭＲワクチンを接種してください。
同時にヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンの追加接種もできます。
当院ではＭＲワクチンについては子どもさんの接種を優先させていただいています。

これから暑さが厳しい夏に向かいます。
群馬県は５月より紫外線量が多くなっています。
紫外線予防のためには日中のお出かけのさいは帽子をかぶり、紫外線予防の対策をしましょうね。

先日夫と２人でフジコ・ヘミングさんのコンサートに行ってきました。
フジコさんはご存知の方も多いと思われますが、スウェーデン人の父と日本人の母とを両親としてベルリンに生まれました。
ピアニストとして世界で認められご活躍をしていた中、 ウイーンでの演奏会直前に聴力を失うという大きな不幸に見舞われましたが、 復活し、現在はピアニストとして活躍する傍ら、多くの慈善活動など長年続けられている方です。
私自身音楽は自分では演奏できません。 コンサートに行くときはその作曲家がどんな時代にどんな思いで作曲したのかを考えながら聞いています。
楽器を演奏できる方が聴いたらきっと違う見方をされるのかもしれません。
ショパンのピアノ協奏曲第一番はショパンが２０歳の時祖国ポーランドを離れる直前に書かれた若き日の作品です。
つまり若きショパンの故郷からの「旅立ちの音楽」です。しかしこの演奏は憂いのある実に感傷的なもので、 はじめて演奏を聴きながら涙があふれてきました。演奏で涙が出たのは初めてでした。
自分自身まだまだ未熟だなと自戒しながら帰ってきました。