朝晩だいぶ冷え込む季節になりました。いつの間にクリニックのまえのケヤキも紅葉しました。
利根沼田地域に流行していたインフルエンザも当院でみられるようになりました。例年すでに流行してきていますが、今年の流行は遅いようです。
嘔吐下痢症も流行してきました。RSウイルスによる細気管支炎やマイコプラズマによる肺炎もまだまだ多くみられます。
現在流行している嘔吐下痢症は比較的短期間に軽快しているようです。
今年4月から登校・登園基準が改正されています。インフルエンザ流行シーズンになってきましたが去年とは違うので注意が必要です。
インフルエンザの出席停止期間は昭和33年に「解熱後2日を経過するまで」という基準が用いられてきました。インフルエンザ治療薬が普及する前は、発症から解熱までは3〜4日かかっていたため、事実上はみなさん1週間近く出席停止になっていました。
今日のようにタミフル・リレンザ・イナビルなどのインフルエンザ治療薬が続々登場し、これらの薬剤を服用することで熱の持続時間が1〜2日程度短縮されました。しかし解熱後2日ではウイルスがまだ排泄していることがわかり、早い時期に集団生活に戻ることで、感染を広げてしまう恐れがあることがあります。
また幼児ではウイルスの排泄期間が長くなることがわかっており、保育園や幼稚園に通われている小さいお子さんでは「発症後5日かつ解熱後3日まで」になっています。
もちろん出席停止期間中は自宅にとどまり、登校・登園をしないことですが、外出も絶対に避けてくださいね。
小さいお子さんはいつ病気にかかるかわかりません。そのなかにワクチンで防ぐことのできる病気が含まれています。
単独でワクチンを接種したとすると一つの免疫を作る間に実際はワクチンで防げる病気にかかってしまうことがあります。同時接種はクリニックに通う回数が減るとともに、複数の免疫を早くつけることになっています。
一日何本ものワクチンをしてかわいそう、安全性が心配というお声をお聴きします。最近は皆様のご理解がすすんできているのを感じます。
同時接種によってワクチンの効果が減ることもありませんし、逆に体に負担がかかることもありませんし、ワクチンの副反応が出やすくなったり、特別な副反応がでたりすることもありません。
ポリオの不活化ワクチンの接種やインフルエンザワクチンなども加わり、一度に4本接種することになり不安に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、実は同時接種の本数に制限はありません。
心配なことがありましたら、遠慮なく質問してくださいね。
図を見ていただけると小さいお子さんの肺炎や中耳炎の原因は肺炎球菌とインフルエンザ菌(ヒブ)が多くを占めます。またこの二つの菌は小さいお子さんに細菌性髄膜炎を引き起こします。
細菌性髄膜炎は日本では年間1000人くらいの子どもがかかり、死亡や脳に重い障害が残る危険性の高い病気です。その予防には両方のワクチンを接種する必要があります。
2か月はワクチンスタートです。
子供たちが育って2人きりの生活が4月からスタートしました。
子どもが小さかった時は子育てに仕事にと手一杯で相手を思いやる気持ちが欠けてしまって、なんで私だけこんなにいろいろしなくちゃならないの?もうちょっと手伝ってくれてもいいのに・・・なんて不満に思ったこともたくさんありましたが、こうしてやってこられえたのも、わがままを聞いてくれたのもそんな相手がいたからと今になって感謝・感謝です。
きっと目いっぱいで困ったり悩んだりして毎日を過ごされているのかなといつもお母さん方を見ながら自分の子育て中の余裕のなさを振り返っています。子育ては楽ではありませんし、夫婦の間も同じです。
でもほんのちょっとお互い思いやること、余裕を持つことも必要です。そのうちきっとこんな日もあったと思える日が来ます。
がんばって!いつも、いつも応援していますよ。
Sunday | Monday | Tuseday | Wednesday | Thursday | Friday | Saturday |
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28 △ |
29 | 30 | 31 | 1 | 2 ● |
3 △ |
午後▲△ 小学校健診 |
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4 △ |
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午後▲△ 小学校講演 |
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11 △ |
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午後▲△ | ||||||
18 △ |
19 | 20 昼○ |
21 | 22 | 23 △学会(東京) |
24 |
▲△ 小学校講演 |
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