今年は梅雨らしくない日が続いていました。
6月になると夏風邪も流行してくるのですが、小流行はあるものの、外来は一部の時間帯を除いて空いています。
こういったときに普段聞けないことも遠慮なくご相談ください。
またし忘れている予防接種もしてみては如何ですか?
全国的に近畿地方を中心に流行が見られていますが、県内でも患者さんが報告されています。
風しんは、ウイルス感染によっておこる発疹と発熱が主要症状の流行性疾患です。
主な感染経路は飛沫感染で、2〜3週間の潜伏期間を経て、発疹、発熱、リンパ節の腫れなどの症状がでます。
小児では比較的軽症に経過することが多いのですが、脳炎などの重い合併症を引き起こすことがありますので注意が必要です。
また、妊娠初期の女性が罹ると、胎児に難聴、心臓病、白内障などの障害を引き起こす恐れがあります。(先天性風疹症候群)
風しんは麻しんと風しんを混合したMRワクチンを接種することで防ぐことができます。
MRワクチンは1歳、小学校入学前の1年間の年長児、中学1年か高校3年に相当する年齢の人が対象です。
定期接種の対象になっている方は、積極的にワクチンをしましょう。
溶連菌は例年、春休み明けから増加し、ゴールデンウィーク期間中に一旦減少するものの連休明けに再び増加し、春から夏に流行のピークになります。
年齢では9歳以下が85%前後を占めます。潜伏期は2〜5日で、突然の発熱、咽の痛み、年長児になるとだるさなどを訴えます。
しばしば嘔吐をともないます。またかゆみを伴った細かい発疹がお腹や手足時に全身に出現します。
1週間くらいして手や足の指の皮がむけてくることもあります。
合併症として、溶連菌感染後1〜3週間後に急性腎炎といってむくみや血尿、高血圧がみられることがあります。
またリウマチ熱といって関節炎や心炎をおこすこともありますので、溶連菌と診断されたら抗生剤をしっかり10日間内服しましょうね。
また溶連菌にはたくさんの異なる型があるので、何度もかかることがあるので、流後期は感染予防のために、手洗い、うがいをしましょう。
生ワクチンの接種は8月が最後になります。
9月からはいよいよ不活化ワクチンに切り替わります。
他のワクチンと同様に個別接種になり、公費負担で無料で受けられます。
不活化ポリオワクチンは注射になり、他のワクチンと同時接種できます。
生ワクチンの副作用が心配な方は9月までワクチン接種を伸ばすのもいいでしょう。
7月21日(土)午後職員結婚式のため休診となります。
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